FX取引における成行注文とは?

FX取引における成行注文とは別名『プライスオーダー』と呼び、今現在プライスボードに表示されている値段そのままで「買い」または「売り」の注文の事を指します。

成行注文

現在FX会社のプライスボードはほとんどが2way方式で、「買う」「売る」のボタンが大きく表示されそのいずれかをクリックすればその時の相場で約定します。

2wayプライスボード

相場が荒れるとスリッページが大きくなる成行注文のリスク

成行注文はわかりやすく注文としてはシンプルですが、相場が激しく動くときにはプライスボードとはズレが生じて約定する場合があります。

このズレの事をスリッページといいますが、たとえばドル/円相場で買い値が1ドル100円だった瞬間に成行注文を入れても実際約定したポジションが100.5円となる場合があるということです。

業者によってはこのスリッページを設定してコントロールできるシステムもありますが、設定を0や限りなく0にした場合には約定拒否、すなわち買うことができない場合も少なくありません。

もちろん徹底してズレるリスクをおかしたくなければそれもひとつの戦術ですが、買いたい時にいくら成行注文を入れても買えないという事もありえます。

実際のトレードでは買い値になるべく近くなるように、且つ約定しやすい設定でトレードをコントロールしながら実践の中でルールを決めていくようにします。

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